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純和式の畳が浮世絵の額縁になりました
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第18話

浮世絵は新聞, 雑誌, 写真, ブロマイド, 小説, 広告, アート 等々、江戸時代のすべてのメディア、映像文化をになった巨大産業として大いに繁栄しました。しかし、明治開国後、海外からの印刷技術・写真技術といった津波のごとき技術革新によって、浮世絵の産業界は壊滅的なダメージを受けます。唯一、アートとしての浮世絵のみ「新版画」として進化して生き残り、その作品はボストン美術館でも多く展示を行っています。
ところがその新版画も、昭和30年頃からぷっつりと作品が無くなってしまうのです。これはどうしたことなのでしょう??
日本が誇るべき、西洋の巨匠の作品にも勝るとも劣らない、高い評価と人気をもつ浮世絵・新版画が、昭和30年頃から消えてしまうのです。私は愕然として、何故無いんだ?と失望すると同時に、あるべきでしょ!とも切望しました。
そしてついには、次のような発想にもゆきついたのです。
『それをやったらビジネスになるんじゃないの‥?』と。