純和式の畳が浮世絵の額縁になりました
私が長年やってきた年賀状の木版画作りですが、デザインは要は貰い物ですから、苦労は無いかというと実はそうでもないのです。
木版画化できずにお手上げになったり、出来上がりが何か変でイメージと違うものになったりとという問題が起きますが、それが彫りや摺りの問題ではなく、デザインに起因することが多いのです。
下図でいうと、デザインCを持ってくれば、これぞ木版画!という仕上がりとなりますが、デザインAやデザインBを選んだら、せっかくの彫り、摺りがムダとなるような痛い目に合います。実はデザインとは、とても恐ろしいものでもあるのです。それはすべての木版画、浮世絵等の伝統木版においても言えることなのです。
では、デザインAでは何故お手上げとなり、デザインBでは何が変になり、デザインCでは何が良いのか?もう少し詳しくご紹介してゆこうと思います。
