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純和式の畳が浮世絵の額縁になりました
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第32話

世の中のありとあらゆるデザインを見ようと言っても、ひと昔前では大変な話でした。でも、今ではインターネットを使えば簡単な話です。木版画や絵画に関するキーワード検索にて、関連する映像データを片っ端から調べてゆきました。すると、これは木版画にいける!というような絵がポツポツ見つけられました。それらを更に調べてみると同じ作者「岡本辰春」さんでした。岡本さんは、独自手法のデジタルアートを97年に考案し、"浮世絵は骨董品であってはならない"という持論を掲げながら、現代の最新ツールを用いて浮世絵の世界を描くという、世界でも類を見ない画家です。
http://www.tatuharu.com/
さっそく彼のホームページからコンタクトを取り、在中の京都にて打合わせをしました。岡本さんの作品を伝統の木版画にしてみたいとのお願いをしたところ、実はかねてから実際の木版画にしてみたかったがその方法が分からなかった、とのことで快諾して頂けました。私が岡本さんがすでに作画した作品のロイアリティをお支払いして木版画化するということで商談成立しました。こうして、絵師は岡本辰春さんとしてオリジナル木版の作成がスタートしたのでした。