^Back To Top  トップに戻る

  
  

富士山2020


1964年東京オリンピック記録映画

東京で56年ぶりのオリンピックが開催 されることを記念して、新しい木版画を作りました。 それは、選手の演技を描写したり、オリンピックの ロゴを模したりするような直接的なものではなく、 日本の風景画からオリンピックを連想させるような、 間接的なアート作品です。 日本の風景画としては、代表格の富士山を用いました。

そのワンシーン (約9:33~)

前回1964年の東京オリンピック記録映画のワンシーン にその恰好となるデザインがあります。(左図) 富士山の裾野を走る聖火ランナー、このシーンを トリミングして作品のアウトラインとしました。 また木版画の細部は、川瀬巴水の"舟津の秋"の描写 を参考にしました。

(アウトライン)

トリミング画

川瀬巴水「舟津の秋」

(木版画細部)

 

 

これら2つの絵を基に、
合成画を作りました。
巴水の絵では描かれていない
部分(赤破線部)は、他の部分
を参考に創作しました。
この合成画を今回の作品の
基礎デザインとしました。

しかし、この基礎デザインには大きな問題がありました。
富士の裾野の煙が、聖火ランナーの煙には見えず、蒸気機関車(SL)の煙に見えてしまうという問題でした。
その問題が生じないようなデザイン変更を行って、原画へと改善してゆきました。

 

ガードレール版

 

聖火ランナーが走っているように 見せる為、ガードレールを追加 してみました。
しかし、これでまだSLに見える ことがあり失敗でした。
①:ガードレール部分
②:小さな森を追加
 

観客シルエット版

 

ガードレールの代わりに、観客の シルエットを並べてみました。
また、国旗を振るシルエットも 加えてみました。さらに背景の小さな 森を削除してバランスを整えました。
この改善により、SLに見える問題は ほぼ解決しました。
③:観客のシルエット
④:国旗を追加
⑤②:小さな森を削除
 

原画

 

木版画として、各色板のデザインを 明確にして、原画を完成させました。
特に富士山の山肌には板と板との 合成色により、板の数より多くの色を 表現できるようにしてあります。
(詳しくは「木版画ができるまで」参照) タイトルは、縦書きを木版画にして、 横書きは小型版にスタンプ対応と しました。
⑥:横書きタイトル(スタンプ対応)
⑦:縦書きタイトル(木版画)

 

(トリニスタイル版)

 

3,000円(税込)

富士山2020 フレーム版

7,000円(税込)